年休管理マスタの機能について

EXCEL VBAを利用し、年休管理マスタソフトを作成しました。

ユーザーフォーㇺ上の操作でエクセルワークシート、セルの操作を効率的におこないます。データ集計(年休の消化日数、残日数、消滅日数)や分類、シートの出力、印刷、保存を行うことができます。


働き方改革における年休取扱の義務について

 働き方改革関連法案の中で、大企業、中小企業問わず、平成31年4月1日より義務となる主な事案は以下の項目です。 下記2項目は義務となりました。

  1.年次有給休暇の5日分の指定

 

  2.年次有給休暇管理簿の作成

 

1.年次有給休暇の5日分の指定年休は6か月間継続勤務(労働日の80%以上)すれば労働基準法で10日付与されます。平成31年4月1日より10日以上年休が付与される労働者には5日以上年休を取得しなければいけません。

 

  基本的に労働者の自由➡労働者が時季指定することが基本ですが、これまで年休を取られていない方には、年休をこの基準日から1年間に5日以上取得するよう指導してください。

 

2.年次有給休暇管理簿の作成

 年時有給休暇管理簿が法定義務化されました。

①    労働者ごと、②基準日、③日数、④時季記載

また、確実に年休を取得させるため、管理簿に記載した状況を上司、本人に通知するための管理が必要です。

 

3.年次有給休暇管理簿が作成・保存されていないことに対する罰則はありません。 ただし、10日以上の有給休暇が付与された従業員に対して「年5日の年次有給休暇の確実な取得」の義務を守れなかった場合には、1人あたり30万円以下の罰金が科されるおそれがあります。

 


年休管理マスタを作る動機

従業員を雇用した場合は、一定の要件に達すればアルバイト、パート、正社員、契約社員、問わず年休が発生します。しかしながら社員の年休付与日、付与日数、取得日、年休残日数、消滅日数、繰越日、次の付与日に何日間の年休を付与すればいいのか等正しく把握し、運用するには、時間と手間を要します。上記の内容を視覚で確認、理解し、管理を簡単にしました。小野事務所はエクセルVBAを使い、わかりやすい年休管理マスタソフトを作成しました。


年休管理マスタのシステムについて

1ー1 ソフトについて

Microsoft365 EXCEL VBAを利用して作成しました。手作り感が残ることを承知してください。バージョン等合わせていただくことをお勧めします。EXCEL VBA をプログラミングでエクセルを操作しています。ユーザーフォーㇺ(※語句の説明21)上の操作でエクセルワークシート、セルの操作を効率的に、 特にEXCELを自動化し、データ集計や分類、シートの印刷などさまざまな作業を自動で行わせることができます。

1ー2 推奨利用環境について

  • セキュリティの関係で使用はローカル環境での利用を前提としています。 インターネットを利用したクラウドやファイル共有利用は不具合が発生することがあります。不具合が生じた場合は、自己責任で対応をお願いします。パソコンに他のEXCELファイルが開いている時はプログラミングは停止します。詳しくは「よくある質問9」をご覧ください。両方を閉じて立ち上げてください。
  • ファイルを開くと、「保護されたビュー」が表示されます。右端の「編集を有効にする」をクリックしてください。マクロが有効になります

取扱説明書を下記に表示しています。ご覧ください。またダウンロードできますのでご利用ください。

ダウンロード
年休管理マスタ取扱説明書
ソフトの取扱やよくある質問等掲載しています。
年休管理マスタ取扱説明書.pdf
PDFファイル 340.1 KB

よくある質問

問1 前年以前の年休管理リストを修正したい場合の操作を教えてください。

答1

 該当社員を4-1①②操作でA画面に表示します。B画面の付与年をプルダウンから選択します。前年以前の年休管理リストがすでに登録されている場合は、該当年の前年の年休管理リストをリストボックスに表示させ、繰越日数を確認し当該年(修正する年)の付与年付与済日数テキストボックスの日数を確認し合計を本年残日数テキストボックスに直接入力します。修正する年の消化日数をC画面の消化日数確認フレームの消化日数ボタンをクリックしB画面の消化日数に反映させます。確認できましたらB画面更新1をクリックします。

 

問2 前年以前の年休管理リストを登録する操作を教えてください。

答2

該当社員を4-1①②操作でA画面に表示します。B画面の年休管理リスト検索フレームの付与年をコンボボックスのプルダウンから選択します。年休管理リストセットフレームで前年以前付与日セットボタンをクリックします。2年前付与済日数、前年付与済日数、付与年付与済日数、次年度付与日数が表示します。次に年休管理リスト登録・更新フレームの年休管理リスト登録をクリックします。登録完了です。加えて修正が必要な場合はテキストボックスに直接入力し更新1ボタンをクリックします。

 

問3 年休管理簿は何年間保存義務ですか。

答3

3年間の保存義務があります。3年経過は削除をされても構いません。保存したい場合は、B画面の年休管理リストを外部保存し、C画面の年休個人取得リストエクセル出力したものをファイルで保存できます。

 

問4 C画面取得日登録したがB画面の年休管理リストを更新しなかった場合の修正の仕方はどうしたらいいですか

答4

該当社員を4-1①②操作でA画面に表示します。 A画面に社員マスタ、B画面に、年休管理リストが表示します。 B画面に表示された年休管理リストを選択してクリックするとC画面にこれまで登録した年休の年月日、日数、時間数が表示します。C画面の過去登録した取得リストを確認し、登録した時の一年前残日数、付与年残日数を確認しB画面の該当の付与年年休管理リストの前年残日数と付与年残日数に直接取得リストの数値を入力し更新1をクリックします。またはテキストボックスに直接入力し、年休管理リスト登録更新フレームの年休管理リスト更新1をクリックします。またはC画面の年休管理簿登録作成フレームで管理簿を作成し印刷内容を確認した上で該当の付与年年休管理リストの前年残日数、付与年残日数を直接入力し、年休管理リスト登録更新フレームの年休管理リスト更新1ボタンをクリックします。

 

問5 このファイルを共有またはメールで送信できますか。

答5

ファイルをOneDriveや共有ソフトで共有できます。またメールでファイルを送信することもできます。エクセルマクロがセキュリティの関係で機能しない場合やメール送信時にセキュリティのトラブルが発生するリスクが考えられます。インターネット上で操作するのでなく、デスクトップ上で機能します。基本的にはローカル環境つまりネットワークで共有されてない環境で利用することをお勧めします。共有やメール送信は利用者の責任の下で行ってください。小野事務所はトラブルがあった場合は、一切責任は持てませんのでご承知ください。

 

問6 有給休暇を年5日取らないとどうなりますか?

答6

有給休暇を年5日取得できなければ、労働基準法の第39条7に反することになり、同法の第120条により、労働者1人につき30万円以下の罰金が科せられます。 100人該当すれば3,000万円です

 

問7 中途入社でも年休5日取得義務はある?

答7

「新入社員」や「中途入社時」の年5日有休取得義務の取扱い 年次有給休暇は、本来、入社後6か月経過日が初回の「付与基準日」となり、8割以上出勤した場合に10日間が付与します。 この場合、事業主には「入社後6か月経過日」を基準として、そこから1年の間に5日間の年次有給休暇を取得させる義務が生じます。

 

問8 入力作業を始めようと、操作ボタンをクリックしたら、「このブックでマクロが使用できないか、またはすべてのマクロが無効になっている可能性があります。」とメッセージが出ました。

答8

8-1 エラーメッセージは、マクロが無効になっていることによります。次のような原因が考えられます。

起動時に、「コンテンツの有効化」が選択されず、マクロが無効の状態になっている。

 

【解決方法】

起動時に、「コンテンツの有効化」を選択して、マクロを有効にします。

※新しい帳簿ファイルやファイル名を変更した際は、初回起動時に、マクロを有効にする操作が必要になります。

8-2「マクロの設定」にて、「全てのマクロを無効にする」が選択されている。

【解決方法】

「セキュリティの警告」が表示されずにファイルが開いた場合は、次の手順で「セキュリティセンター」の「マクロの設定」を確認してください。

画面上のメニューから、「ファイル」を選択して、左メニューから「オプション」をクリックします。

表示された「Excel のオプション」の左メニューから、「セキュリティセンター(トラストセンター)」をクリックします。

右画面の「セキュリティセンターの設定(トラストセンターの設定)」ボタンをクリックします。

表示された「セキュリティセンター(トラストセンター)」の左メニューから、「マクロの設定」をクリックします。

右画面に表示された「マクロの設定」jから「警告を表示して全てのマクロを無効にする」へチェックを入れて「OK」をクリックします。

「Excel のオプション」の「OK」をクリックします。

Excel を再起動して、、「コンテンツの有効化」が表示されたら、クリックします。

8-3「名前を付けて保存」を選択された際に、ファイル形式が変更されてしまった。

「マクロ有効ブック」の拡張子は、「.xlsm」になります。Excel ブック(.xlsx)で保存すると、マクロが無効になります。

 

【解決方法】

「名前を付けて保存」にて、ファイルの種類から、「マクロ有効ブック(*.xlsm)」を選択して保存し直すと、マクロが使用できる状態に戻ります。

 問9 年休管理マスタと別のEXCELファイルが開いているときに年休管理マスタを開くとエラーメッセージが表示されます。対処はどうすればよいですか。

 答9

デスクトップ上にEXCELファイルが開いている場合は、EXCELVBAのファイル(年休管理マスタ)をクリックして立ち上げるとエラーメッセージ「インデックスが有効範囲にありません」が表示されます。OKボタンをクリックし、両方を閉じ、EXCELVBAのファイル(年休管理マスタ)を立ち上げてください。EXCELVBAのファイル(年休管理マスタ)がすでに開いており、新たにEXCELを立ち上げた場合、(年休管理マスタ)のユーザーフォームのコマンドボタンをクリックするとエラーメッセージ「ダイアログボックスが開いているため、この操作はできません。操作を続けるにはダイアログボックスを閉じてください。」が表示されます。OKボタンをクリックし、両方を閉じ、EXCELVBAのファイル(年休管理マスタ)を立ち上げてください。ユーザーフォームが表示されているため上記の2エラーメッセージが表示されます。他のファイル(ワード、パワーポイント等)を開く時、また開いている状態から(年休管理マスタ)を開く場合には上記エラーは発生しません。

 

問10 相談したい場合はどうすればいいですか。

答10

メールで連絡ください。対面で行うときはリモート面談をお願いします。


年休管理簿マスタお申し込み時以下をお読みください。

  1. このソフトはエクセルVBAを利用して社会保険労務士小野事務所が作成しております。マイクロソフト365で作成しております。エクセルのバージョン、パソコンのOSにはWindows11で作成しておりますが、お客様がお使いになるときのエクセルのバージョン、パソコンのOSに起因する障害はサポートできませんので予めご了承ください。お申込前にソフトウェア使用許諾書利用規約プライバシーポリシーをお読みいただき同意いただきます。
  2. 特定商取引表示をご確認ください。
  3. このソフトはクラウド利用でなくパソコンのデスクトップ上での利用を前提としております。インターネットを使った共有ソフトの利用は利用者の環境によってはできない場合があります。その場合は小野事務所はサポートできませんので予めご了承ください。ファイルサーバーでの共有利用の場合、セキュリティの設定によっては動作にエラーが出る場合があります。その場合も小野事務所はサポートできませんので予めご了承ください。
  4. このソフトを使う目的は小規模事業者の経営者または代表者の方にまず年休取得は正社員だけでなくアルバイト、パートの方も同じように付与され、取得使用する権利があり、事業主の皆様はそれに対して有休を付与し、年休を与える義務があることを知っていただき、所定労働日数によって何日の年休付与日数があるのか、わかりやすくご案内できることを目指しています。
  5. 年休の計画付与の登録日及び消化日等を登録更新確認できるようにしておりますが、就業規則や労使協定締結が必要な場合がありますので、自社の状況も確認していただいてご利用ください。
  6. ファイルはダウンロードでなくCDRと取扱説明書を同封してレターパックで送付します。
  7. お客様は年休に関する労働諸法令に必要な就業規則作成、労使協定締結に関しては小野事務所は責任を一切持ちません。不明な際は購入前に小野事務所にお申し出ください。基本的な必要規程、協定等をご案内します。
  8. お客様が購入後、直接訪問してサポートする場合は福岡県、佐賀県、大分県、山口県とさせていただきます。サポートは基本的にリモートで行います。直接訪問してサポートする場合は有料とさせていただきます。その際はあらかじめ協議致します。
  9. 福岡県、佐賀県、大分県、山口県以外の件からのお申し込みは基本的にはサポートはリモートのみといたします。お申し込みの際はその旨ご承知の上でお申し込みください。


商品名

貴社のアンケート内容により発送に日数がかかる場合がありますのでご承知ください。

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